京の季節の食材と会席料理の技法にフレンチの美意識をマリアージュ
ここでしか味わうことのできない格別な体験を。
世界の人々を魅了する景勝地・嵐山。
その一等地、渡月橋を望む保津川沿いに建つ「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都のメインレストランが【京 翠嵐】。
「京 翠嵐」では、京の季節の食材を生かしながら世界無形文化遺産 “WASHOKU” の伝統である会席料理のスタイルと技法にフレンチの美意識を融合した今までにないスタイルの料理を提供している。
川崎正蔵の別荘として建てられ、嵐山御殿と称された豪壮華麗な旧「延命閣」の金砂子を用いた床の間や、川崎家の家紋入り七宝の釘隠などを修復・復元し、そこに組紐をイメージしたシャンデリアや朱色の家具を配してある。
ここは、邸宅での空間が楽しめる “トラディショナル” で、かつ “モダン” なレストランである。
豊富なワインリストからは、開栓して欲しいと目が合ったカリフォルニアのカレラを久しぶりに選んでみた。
カベルネ・ソーヴィニヨンに比べてピノ・ノワールの発展が遅かったカリフォルニアにおいて、1980年~1989年にロバート・パーカーによって90点以上がを付けられたピノ・ノワールは、わずか10本しかなく、そのうち7本がカレラのピノ・ノワール。
2003年には、「カリフォルニアのロマネ・コンティ」という記事を書いたことで、一躍ブームにもなった。
そんなエピソードを添えながら、比類ない和と洋の料理は、どれを食しても上質感に溢れ、大人の贅沢を体感できた。
こちらがメインのフォアグラ
京らしいお皿に 手でつまんで
この日のワインは、カレラ 冷えたデザート
Text & Photo カルロス川島 Carlos kawashima Editorial Atelier Vent